圧力鍋となる感情

以前のブログで人間は動物とは異なり感情を抑圧する傾向にあることを触れました。

怒りが分かりやすいんと思うんですけど感情ってエネルギーなんですよね。

そのエネルギーは感情を抑圧するたびに溜まってしまいます。

そしてそれはストレスとして身体に蓄積されていきます。

この蓄積されたストレスは圧力鍋のように

溜まれば溜まるほど内部のエネルギーが増幅されます

それに伴って抑圧するのにも圧力に比例して力を要します。

その力は通常、身体に力を入れることによって生み出されます。

なので感情を抑圧するたびに身体が疲弊していきます

先日ピーター・ラヴィーンの愛着の講座で、子どもは親のエネルギーがどれくらいかを見極めていると言ってました。

そしてその見極めたエネルギー以上では子どもは親と接しないとのことです。

もし、不幸にも親が鬱などに苦しんでエネルギーが慢性的に低い状態だったとしたら。

子どもは活力をシャットダウンし、慢性的にエネルギーを抑え込んでしまいます。

子どもが感情を抑圧するのは過覚醒な親の場合でもあります。

例えば子どもが走って転んで泣いてしまった時、

親が子どもを走ったことや泣いたことを怒って叱責したとしたら。

子どもは行動に恥を感じ、感情を表出することに罪悪感を覚えます

大人だったら開き直ることができるかもしれませんが。

子どもは「自分が悪い」と感情を塞ぐようになってします。

子どもって親のエネルギーレベルを見極める天才なんですよね。

自分さえ我慢すればと考えがちですが。

その代償は想像以上に大きくなることがあります。

子どもの頃にそんな経験をすると。

なんとなく生きづらい、という発達性トラウマにつながることも。

お心あたりの方はお1人で抱え込まずにお手伝いさせていただければ嬉しいです。

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