
皆さんのなかで嫌なことがあった後で話を聞いてくれる友人がいてくれたり。
怪我や病気になった際に親身に寄り添ってくれた人がいたり。
そんな人がいてくれたおかげで気持ちがラクになった経験はございませんか。
それらの人が「共感する他者」です。
英語だと Empathetic Other ですね。
前々回のブログで愛犬サスケの散歩中に消防車のサイレンに向かって吠えたことを書きました。
私はサスケが吠えた時に彼の恐怖に共感しました。
幸い私はサイレンに慣れていたので興奮することはありませんでした。
そして独りではないよと抱き寄せ、落ち着かせるためにさすってあげました。
これも「共感する他者」です。
恐怖にふるえ上がったサスケを私は共感と繋がりによってなだめました。
神経系的には上昇したサスケの交感神経を
私との腹側迷走神経系によって下方調整したと言えます。
「共感」は「共に感じる」なので
交流と繋がりでオンになる腹側迷走神経そのものですね。
そしてさすることはタッチによる共同調整と言えます。
SE™︎(ソマティック・エクスペリエンシング®︎)セッションでも
タッチをすることがあるのですが
肌と肌を触れ合わせる効果は絶大です。
このようにストレスが高い状況に遭遇した際に、「共感する他者」の存在はとても重要です。
SE™︎においてトラウマは出来事にではなく神経系にあると説明されています。
なのでたとえ大変な出来事に遭遇しても、その後に神経系が調整されればトラウマになることはありません。
みなさんの中で嫌なことやトラウマティックな出来事に遭遇してしまったら。
早めに神経系の調整をすることをオススメします。
お1人で抱え込まずにお手伝いさせていただければ嬉しいです。

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